まつたろうの歩み

PythonやCの勉強中に「指し示す」いう表現がありました。それを知りたくて今はコンピュータシステムを勉強しています。

電子辞書 BRAIN が Linux コンピュータになりました。(箸休め)

「中古電子辞書がパソコンに変身!Debianベースの独自Linuxを動かす」

Part6 難易度:高 シャープの電子辞書「Brain」

 
末田 卓巳
 
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 この記事を見て、思わずやってみたい!と思いました。「ワク、ワク!ちむどんどん!」です。電子辞書の中古も○○○リで2千円くらいでありました。そんなに負担ではないので、早速注文しました。それからLANアダプターを買い、USB OTG ケーブル(とりあえず持っていたUSBハブで代用)も注文しました。Pythonで更にプログラム作り変えようという作業は、しばらくお休みです。

 CASIO製は持っているのですが、Windows CE が入っている Brain でないとできないようです。Brain PW-A9200 を注文しました。SHARPのホームページから、取扱説明書をダウンロードしました。「記事」の説明通りにsdカード等を準備し、まだかまだかと待ちました。待望の電子辞書が到着しました。きれいです。電子辞書を使うことが目的ではないのですが、いろんなコンテンツが豊富にありました。

Brain PW-A9200

 ちょっと試運転をして問題なく動作したので、早速マイクロsdカードを差し込みました。追加アプリの Launch Linux からログイン画面のシェルが表示されました。ラズパイでターミナルは使っていたので、抵抗はありません。Terminal から htop や sl も表示されました。昼食の時間になったので、シャットダウン しようとコマンドを入力しました。コマンドは、ラズパイと同じです。同じ debian ベースの Linux なので当然です。

$ sudo powerof    または  $ sudo shutdown -h now を入力すれば終了します。

スペースが入力できない!

 機能キーを押しながら ”スペース” と記載されているキーを押しますが、" _ " アンダースコアしか入力できません。もう1回記事を確認しました。「Brainux」が動く機種の一覧の中に、PW-A9200はちゃんと記載してあります。でもスペースが入力できないので、終了できません。昼食のラーメンが伸びるので、ほったらかしておくことにしました。

 ラーメンを食べて、スペース代わりになるキーがないか、いろいろ押して確認しました。2種類の取り扱い説明書を、確認しました。残念ながら、スペースは入力できないとかいてあります。ふと、SSHが使えるかも知れないと思いました。メモしていたIPアドレスを使い、ウインドウズのリモートデスクトップで接続を試しましたができませんでした。それもそうです、ラズパイ側でSSHの設定をして使っていました。Brainではそういう設定はしていません。もうあきらめかけて、電源スイッチかリセットスイッチを押すしかないのかなと思い始めました。

 最後の知恵が出てきました。USBのハブポートが余っています。キーボードを接続してみることにしました。「スペースが入力できた!」、やっとのことでコマンドが入力できるようになりました。コマンドは、スペースで文字列を区切って書かれています。手前のキーボードが、Brainに接続したものです。向こう側は、デスクトップ用のキーボードです。LEDスタンドのUSBポートから、電源をとっています。

配線の様子

  LANケーブルをつないで、定番のアップデート( sudo apt-get update)を行いました。ラズパイでも、頻繁に使い始めにアップデートします。インターネットは利用できるようです。写りは悪いですが、 nyancat もインストールできました。

nyancat 動作中
 後は「記事」にしたがって、IPアドレスを調べたりパッケージをインストールしたりしました。依存関係のファイルもインストールしました。UBUNTU用のパッケージは別のソースにあります、とメッセージが出ました。そのパッケージについては後で入手できるように調べました。
 
開発は断念
 その後、Gitリポジトリのクローンの作業に入りました。記事にはこれは時間がかかる旨、が記載されています。インターネットに接続して、散歩に出かけました。帰ってから確認すると、何も進んでいません。夜になっても進んでないので、夜中つなぎっぱなしでやってみました。まだ、だめです。30時間が経過しました。これ以上続けて入手できたとしても、後の処理もできないだろう思い断念しました。Ctrl + C で止め、シャットダウンしました。Brainは、この後孫のおもちゃとして活躍してもらいます。

孫のおもちゃになります。

 孫の荒いタッチで傷が付かないよう、100均でタッチペンを買ってきました。

今回の感想

 楽しい時間を過ごしました。しかし、 Brain をPCとして使うにはあまりにも非力すぎます。ラズパイ ZERO-WH なら、もう少し Linux として手軽に楽しめます。Linux を使いたいという方には、ラズパイをお薦めします。興味がある方は、私の以前の記事も参考にして下さい。箸休めはここまでにして、これからPythonの勉強に戻ります。

 

kmatsutaro.hatenablog.com